古い上着・・・。

             

             枯れた葉を押しのけて、

             新しい若葉が勢いよく出てきた。

             去年の秋に生命の扉を閉じてしまった木も、

             春の息吹とともに再び力強く葉を伸ばす。

             「青い山脈」の歌詞に、

             >古い上着よさよなら<

             という一節がある、

             これを見てすぐに思い浮かんだ。

             これほど具体的だとなるほどと思う。

             春という季節は元気の出る季節。

             花粉症がなければの正付きではありますが・・・。

             植物には当然花粉症というものはないわけで、

             元気そのままでいい・・・。

             花粉症があるのは人間だけで、

             春にあまり元気の出せない珍しい生物かもしれない・・・。

             冬のコートを脱いで心機一転と言いやすい季節。

             しかし、古いコートはそのまま次の冬も着るわけで、

             これがまた人間らしい。

             動物は古い毛は抜け変わるものが多い。

             人間は古いまんま・・・。

             そう考えていくと、

             人間の心機一転って長いサイクルって気がする・・・。

             

             *画像をクリックすると大きくなります。
             ギター教室