空蝉

               



                蚊が飛び交う森の中。

                木の葉の裏に何かがとまっている。

                蚊に刺されるのを覚悟もきめず、

                近づいて見ると、

                なんとセミの抜け殻・・・。

                茶色い薄い皮だけ残している。

                虚しさの象徴のように言われているが、

                確かに主の去った後の抜け殻には実体がない・・・。

                猛暑で空になっている頭を言い当てているのかもしれない・・・。

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